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インテリアコーディネーターになるには?向いている人の特徴について

建設・不動産 転職成功ノウハウ

2024.04.17

インテリアコーディネーターになるには?

インテリアコーディネーターは、お客様の要望をもとに、対象となる建物内の内装をトータルコーディネートするお仕事です。インテリアコーディネーターが活躍する場所は、住宅メーカー・工務店・住宅関連業界・家具メーカー・インテリアショップと多岐にわたります。

今回は、インテリアコーディネーターになる方法や、向いている人の特徴について解説します。インテリアコーディネーターを目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「好き」以外で向いている人の特徴

握手

どの仕事においても「好き」であることは、長く続けていく上でとても重要なポイントといえるでしょう。しかし、そこに知識やスキルが伴わなければ、お客様に満足していただくのは難しいかもしれません。

まずは、「好き」以外でインテリアコーディネーターに向いている人の特徴についてみていきましょう。

人とのコミュニケーションが得意

インテリアコーディネーターの仕事では、お客様だけでなく一緒に仕事をする他職種とのコミュニケーションが必須です。

お客様とのヒアリングでは、お客様から必要な情報を聞きだすスキルがあるとスムーズです。お客様に寄り添う仕事であるため、人に興味があり、コミュニケ―ションが得意な人には向いているといえるでしょう。

シンプルに人と話すことが好きな人は、注文住宅のインテリアコーディネーターが特におすすめです。お客様と話し合って家の内装を決めていくため、コミュニケーションが欠かせません。

一方、モデルハウスのインテリアコーディネーターであれば、お客様との接点が比較的少ないことから接客が苦手な人にも向いているかもしれません。しかし、設計士や現場監督など他職種との協業ではあるため、最低限のコミュニケーションは必須となります。

数字や事務作業に抵抗がない

インテリアコーディネーターの仕事では、計算・資料作成やメールチェックなど事務作業をする機会が多くあります。インテリアの選定や設置場所の決定などの華やかな部分だけでなく、プラン作成にはさまざまな工程があります。

採寸・家具のサイズ確認・見積りで扱うことの多い数字や、資料作成などの事務作業に抵抗がない人は、適性があるでしょう。

地道な作業に取り組める

インテリアコーディネーターの仕事は、対象建物の規模にもよりますが、お客様からのヒアリングから完了までが数日で終えられるような内容ではありません。

お客様の要望を元にプランニングをする部分が、やりがいでもあり大変な工程です。お客様の要望を叶える家具・照明・設備・小物を探す作業や、お客様にわかりやすく伝える資料作成など、地道な作業の繰り返しが多いでしょう。

提案をしてお客様に納得いただけるまでには、何度か修正が入ることもあるかもしれません。全ての工程において、楽しみながら取り組める人に向いている仕事といえるでしょう。

流行に敏感で勉強熱心

インテリアコーディネーターの仕事では、知識のアップデートが必須です。最新の設備や照明器具などの知識量が多いほど、お客様に最適な提案ができるでしょう。ショールームで情報収集をしたり、流行をチェックしたりするような勉強熱心な人には向いている仕事といえます。

向いていない人

つづいて、インテリアコーディネーターに向いていない人の特徴についてもみていきましょう。

自分の好みが強すぎる

インテリアコーディネーターは、お客様の要望に沿った空間の演出により、お客様の暮らしをより良くする仕事です。お客様の要望に応えるだけでなく、プラスアルファの提案も求められます。自分の好みではなく、お客様の生活に寄り添いコーディネートできるよう新商品の機能やカラー、コストなどの情報収集を続けながらスキルを磨いていきましょう。

体力や気力に自信がない

実は、インテリアコーディネーターの仕事には、体力や気力が必要です。ショールームをはじめ現地に足を運ぶことも多い仕事です。立会い日には、家具の設置や小物の設置だけでなく、現場での指示出しなども行います。立会い当日は、納品完了まで数時間かかることもあるかもしれません。

また、お客様に納得いただけるプランを作成するには、その都度変更の対応をするなど、気力が必要な仕事といえるでしょう。

絶対に土日休みが良い

お客様との打ち合わせは、休日に合わせて土日祝で調整することもあります。日程調整は「お客様の都合に合わせる」のが基本となるため、絶対に土日休みが良いという人には不向きといえるでしょう。

しかし、フリーランスのインテリアコーディネーターになれば、休み調整がしやすくなるため、知識・スキル・ライフスタイルに応じて独立を検討するのも良いでしょう。

インテリアコーディネーターになるには?

つぎに、インテリアコーディネーターになるためにしておいたほうがよいことを3つ紹介します。

関連業務の経験を積む

インテリアコーディネーターとして働くには、実務経験があるほうが有利になります。インテリアコーディネーターの求人募集は少ない上に、「実務経験3年以上」などと、即戦力を求める会社が多いのが現状です。

未経験OKの会社もまれにありますが、まずはインテリア業界に入って、関連業務の経験を積むことをおすすめします。高校・短大・大学・専門学校を卒業後であれば、インテリアコーディネーターを募集している会社に入社すると良いでしょう。

資格を取得する

インテリアコーディネーターの仕事をする上で、特別な資格は不要です。しかし、インテリアコーディネーターの資格は、基礎的な知識を固めるという意味でも取得しておくと良いでしょう。

資格を取得するメリットは、就職の際に有利に働く点と、お客様に安心感を与えられる点です。インテリアコーディネーターの資格取得は独学でも可能とされていますが、実技もあるため、資格学校に入り試験対策をするのもおすすめです。

就職や転職に有利になる資格

インテリアコーディネーターのほかにも、以下のような資格を持っていると、就職や転職に有利になるでしょう。

資格名資格概要受験資格
インテリアアドバイザー資格検定インテリアアドバイザーとして働きたい人、インテリア・建築関連の企業で働いている人を対象とした試験。合格によりインテリアアドバイザーとしての知識・技術を有していることが認定される。特になし
インテリアデザイナー資格検定インテリアデザイナーとして働きたい人、インテリア・建築関連の企業で働いている人を対象とした認定試験。インテリアデザインの専門知識やスキルを評価し、認定される。特になし
建築CAD検定建築設計におけるCADソフトウェアのスキルを評価する試験で、 合格によりCAD技術者としての能力が証明される。特になし
※2級と準1級の試験は経験者レベル
福祉住環境コーディネーター合格により、高齢者や障害者の生活環境の設計・提案に関する専門知識とスキルを有することが認定される。特になし
キッチンスペシャリスト資格試験試験に合格すると快適で使いやすいキッチン空間を提案する「キッチンスペシャリスト」になれる。特になし
整理収納アドバイザー「散らかりにくく、片付けやすい」空間をつくる知識が身に着く。スキルアップ資格として、幅広い業界で注目が集まっている。特になし
※1級まで取得すると「整理収納アドバイザー」としてアドバイスができるようになる
カラーコーディネーター資格取得にて、色に関する知識を生かし、効果的な配色やデザインなどの提案を行える。特になし

いずれの資格も受験資格が必要ないため、興味のある資格の勉強を気軽に始めてみましょう。全てインテリアの仕事に関連する資格となるため、学んだことは現場でいかせるでしょう。

どのような現場で、どのような角度からの提案がしたいのかによって、必要な資格を選択して取得するのがおすすめです。

向き不向きを事前に把握する

インテリアコーディネーターは幅広い年代で活躍ができるポジションですが一般的には以下の経歴の方は就職しやすい傾向があります。

【面接に強い経験や経歴】

・学生時代に家具の製図などを学ばれてきた20代の方

・仕事で住宅やオフィスや店舗などの内装施工や設計に関わってきた方

・住宅の営業やオフィスや店舗などのPMなど一連業務に関わってきた方

特にインテリアコーディネーターの資格を取得したけど転職先として考えている方は経験面や年収の影響で選考に苦労をされることもあります。

インテリアコーディネーターとして何を成し遂げたいのかなどを明確にしておくと良いでしょう。

実際に求人を探してみる

インテリアコーディネーターとして働きたい方は、まずは実際に求人を探してみましょう。求人を探す方法は、以下の2つです。

求人サイトを見てみる

まずは、働けるもしくは働きたいエリアの求人募集をチェックしてみましょう。募集要項を見ると、会社によって求められるスキルや資格などが異なります。「未経験OK」という会社もまれにあるため、こまめに求人サイトをチェックすると良いでしょう。

転職エージェントを活用する

転職エージェントを活用するのも有効な方法の一つです。なお、転職エージェントには転職したいタイミングだけでなく、情報収集をしたい段階でも気軽に登録が可能です。

転職エージェントを活用するメリットは、個々の性格やキャリアを考慮した企業紹介や手厚いサポートにより、やりたい仕事ができる企業とマッチングしやすい点です。

まずは気軽に無料相談をして、転職のイメージを膨らませてみましょう。

まとめ

今回は、インテリアコーディネーターになる方法や向き不向きについて解説しました。インテリアコーディネーターは年齢を問わず活躍でき、非常にやりがいのある仕事です。即戦力が求められる傾向があるため、まずはインテリア業界に入り、実績を積むのがおすすめです。

インテリアコーディネーターの仕事に就くために、必須な資格はありませんが、資格取得が就職や転職時に有利に働くこともあります。

実際に求人サイトで条件に合う会社を探したり、転職エージェントを活用したりして、インテリアコーディネーターとして活躍できる環境を引き寄せましょう。

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